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参考書籍


コンサル選考フロー突破に向けた参考書籍をご案内します。★の評価はあくまで選考突破に向けた観点からつけたものですので、必ずしも書籍自体の良し悪しを表すものではありません。例えば、三枝匡さんの戦略プロフェッショナル3部作などは、選考突破の観点からは★4つですが、コンサルタントとしてはまさに必読の★5つの本です。

(評価の意味)
★★★★★:読まなくては始まらない「共通言語」的な本(ビジネスマンとしても習得必須)
★★★★ :選考突破に向けて読んでおくと必ずどこかで活きる本(コンサルになってからいずれにせよ読む必要)
★★★  :時間とお金に余裕があれば目を通して損はない本

0. 目次

1. ロジカルシンキング習得
2. ビジネスセンス養成
3. コンサル業界/コンサルタントの理解
4. 筆記試験対策

1. ロジカルシンキング習得

ロジカル・シンキング

評価:★★★★★
マッキンゼーでエディティング(様々な文書の論理構成のチェック・指導等)のお仕事をされていた方々の著作です。「MECE」「ピラミッド・ストラクチャー」といった、論理的思考の基礎の基礎について学べます。コンサル業界ではかなり有名な本で、この本に書いてあるレベルができないにも関わらずこの本を読んでいないコンサルタントは、「生きるに値せず」の烙印を押されます。ケースの勉強を開始する前に習得すべき本です。

論点思考
評価:★★★★★
コンサルタントの頭の中は、常に「論点」と「仮説」で埋め尽くされており、応募者にもその思考法を求めてきます。論点とは即ち答えを出すべき対象で、特にその中でも重要度の高いものを指し、仮説とはそれに対する仮の答えです。ケース面接では、この論点と仮説を如何に整理してぶつけられるかが勝負となります。本書でを使って、「論点とは何か」「どのように論点にフォーカスして思考を進めるのか」を習得することは必須です。

仮説思考
評価:★★★★★
縦横無尽な調査を行った後に答えを考えだしていくある意味で「普通」の思考法に対し、まず論点にフォーカスして仮の答え(仮説)を考えだした上でそれを検証していくという「仮説思考」の思考法は、一般的な感覚からするとある意味気持ち悪く、実際のところ中々習得が難しいものです。しかし、ファームでは新入社員にも常に自らの仮説を提示することを求められますし、この出来・不出来がコンサルタントの評価を大きく分けますので、遅かれ早かれ学ぶべきものです。

企業参謀ー戦略的思考とは何か
評価:★★★★★
超有名コンサルタントの大前研一さんが、マッキンゼーで若干30才強の新人コンサルタント(しかもアソシエイト)時代に著した本ですが、「物事を分析的に考える」とはどういうことなのかということが非常に簡明に分かる素晴らしい本です。それもそのはず、新人時代の大前さんが自らの勉強のために書いていたノートを元に出版された本ですので、コンサルタントになるまでの思考法を学ぶのに最適です。是非序盤だけでも本屋で手にとって読んで見て下さい。

戦略思考コンプリートブック
評価:★★★★
私がケース面接対策で最初に読んだ本です。上の4冊が理解できていれば、後は実践的なケース訓練でも良いのですが、この本はある意味「俗っぽい」まとめ方をしてくれており、上4冊の内容も含めて頭の中を整理できる非常にわかりやすい本です。「既存のフレームワークがそのまま使えることはない」というような、当たり前だけどその通り!だけど他の本ではあまり言われないことがビシバシ書いてあり、疑問が払拭されます。

イシューからはじめよ
評価:★★★
(コンサルになった後は★★★★★)
著者はマッキンゼー出身でYahooの安宅さんです。この本は、イシュー=論点を中心に、かなり実践的にコンサル的な仕事の進め方について記されている大変な良書です。私の周りのコンサルタントの評判も、「おお良いねこれ!」という感じでした。ケースに必ずしも役立つ訳ではないですが、コンサルとして走り出す前には一度目を通して頂きたいところです。内容は平易で、概念図も多く示されており大変わかり易いです。

考える技術書く技術
評価:★★★
バーバラ・ミント。コンサルタントは、みーんなこの本に書いてあることは自分は100%習得しているよという顔をして過ごしていますが、実に怪しいものです。私の場合ですと、応募者の段階では全く理解できず、1年ほどやってからようやく少しずつ理解が進んでいきました。学生なんかがコンサル就活でこの本を推薦図書にあげているのを見ると笑っちゃいます。アメリカ版「照屋・岡田ロジカルシンキング」ですが、大変に難解、しかし実に奥深い内容です。

2. ビジネスセンス養成

戦略プロフェッショナル
評価★★★★
(コンサルタントになってからは★★★★★)
BCG出身、現ミスミ社長の三枝匡さんの3部作。他に「V字回復の経営」と「経営パワーの危機」があり、いずれも実話を元にした架空の物語が展開され、その中に戦略立案のエッセンスが詰め込まれる形式です。「V字回復」と「経営パワー」は「再生」や「人を動かす/会社を動かす」といった要素が強いので、ケース対策でお勧めするならこの一冊。但し、いずれもコンサル入社後は必読で、日々シミュレーションに使うコンサルタントも多いです。

図解 実戦マーケティング戦略
評価:★★★★★
コンサル受験に基本的に知識は必要ないのですが、「マーケティング的なモノの考え方」はケース面接でも強く問われるところです。「マーケティングって何?」という質問に答えられる必要はありませんが、「マーケティングっぽい考え方をしているか」ということを面接官は「センス」という言葉で評価してしまうものです。モノを売る系のケース、及び戦略を考える系のケース全般に対応する上で、勉強したことのない人は本書か下の本のいずれかを習得しておくべきでしょう。

実況LIVE マーケティング実践講座
評価:★★★★
私は上の「実戦マーケティング戦略」の方が好みですが、ベーシックに全体を眺めたいのであれば本書もお勧めです(本当はコトラーのマーケティング・マネジメントがやはり骨太ですが、1000ページを超える同書を読む時間は無いと思いますので)。全般的に平易な語り口で、1ページにあまり詰め込んだ内容とはなっていないので1週間以内でサラっと流すことが十分に可能だと思います。

ドリルを売るには穴を売れ
評価:★★★★
上2冊の本のいずれかでマーケティング理論の基礎を習得した後に、「マーケティング的なモノの考え方」の真髄である、「顧客にとっての価値」について肌になじませる上で本書はお勧めです(本書の名前は、ドリルを売るのであれば、「穴を空けたい」という顧客の真のニーズに迫るべしということに由来)。ケースの回答でも、応募者の多くが顧客ニーズではなく「売る商品」に焦点を当てた考え方になりがちですが、好まれません。

もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果を挙げる法
評価:★★★
(コンサルタントになってからは★★★★★)
歴代BCG日本オフィス史上最優秀とも言われる古谷昇さんの本、残念ながら絶版ですが本当に本当に素晴らしい内容です。ケース面接をこなす上でも、いわば「どこにあたりをつけるか」という論点の感覚を掴む上で有用なのですが、むしろコンサルタントになってからお勧めしたい本です。壁にぶち当たる度に読むと目からウロコが落ちる本、私は新人コンサルタントに必ずオススメしています。

3. コンサル業界/コンサルタントの理解

コンサルティングの基本
評価★★★★★
コンサル専門エージェントであるムービン社の代表が書かれた本です。BCG出身で、日々コンサルのHR(人事部)とやり取りしている方でもあるので、総合系コンサル・ITコンサルも含めたコンサル業界全体を眺め渡しつつ、戦略コンサルについては一段階踏み込んだ解説がなされています。志望動機書を書く前に目を通すべき一冊です。


プロフェッショナル・コンサルティング
BCG出身で、CDI・産業再生機構・経営共創基盤でトップを務められた冨山和彦さんと、マッキンゼー出身でXEEDトップの波頭亮さんの対談です。お二人とも自分にも他人にも非常に厳しいタイプですし、arrogantとも受け取られがちので、一般の人が読むと不愉快になるかもしれません・・・(実際、Amazonではそうした理由の低評価も)。しかし、トップレベルのコンサルタントが何を考えているのか?業界の本質とは?を見つめる上で、是非読むべきです。


プロフェッショナル原論
評価:★★★
(コンサルタントになった後は★★★★★)
上記の波頭亮さんが著された金字塔とも言うべき本で、私は繰り返し繰り返し読むことでコンサルタントに求められる精神を深く理解し、確実に成長に繋がりました。面接でも、「この人はプロフェッショナルになれる人か?」ということはケースの中でも確実にチェックされます。頭が良いのに伸び悩んでいるコンサルタントに私はこの本をそっと紹介します。中古で数十円なのですから、購入して手元に置いておくべきです。絶対に。


4. 筆記試験対策

判断推理必殺の解法パターン
評価:★★★★★
ボリュームが少なく必要最低限のため、筆記試験に自信があり時間がない人であればこの一冊のみで臨むことも可能です(ただ、GMATのCritical Reasoningはクセがありますので私は対策必要だと思いますが・・・)。この本では、パターン毎の解法を速習することができます。あるファームではこの本とそっくりそのまま同じ問題が出たこともありました。


標準判断推理
評価:★★★★★
必殺の解法に比べるとボリュームが多いですが、その分解答が親切&問題数が多いです。時間のある人であれば、こちらに取り組むだけでも判断推理は何でも来い状態になれると思います(私は両方やりましたが)。

 

 

標準数的推理
評価:★★★★★
ボリュームが多く、網羅的ですので、ひと通り回して苦手なところだけ繰り返せば、数的推理・SPIは完璧になります。



MBA留学GMAT完全攻略
評価:★★★★★
結構高価な本ですが、私は買いました(エージェントからも薦められるはずです)。Data SufficiencyとProblem Solvingは日本人なら普通に満点が取れる程度の難易度なのですが、Critical Reasoningは非常にクセがある問題なので、基本的に対策が必須だと思います。この本のCRセクションは4〜5回以上解き直しました(幸いにも、全く同じ問題を出してくるファームが結構ありました)。


公開日:
最終更新日:2014/01/14

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