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コンサル専門エージェントを活用する

エージェント活用有無比較

コンサル転職にあたって、まず検討すべきは専門エージェントの活用です。専門エージェントとは、

のように、コンサルへの転職を強みとして掲げているエージェントのことです。これらエージェントを活用するメリットは、上の表にお示ししている通りです。

  1. 応募先選定
    最も重要なメリットは、頻繁に各ファームとやり取りをしている専門エージェントは、採用動向を踏まえて応募戦略を練ってくれるという点です。ファームの経営は稼働率のコントロールが全てといっても過言ではないため、どんなに優秀な候補者でも、ファームが積極的に採用していない時期の場合は選考をくぐり抜ける難易度が格段に高くなります。そして、かような時期であっても一度落とされてしまえば再度の応募は基本的に不可です。私の場合もそうでしたが、エージェントは各社の動向を踏まえて、「このファームは今採用を絞っているから後回しにして、貴方の志望度が低いこのファームでまず練習をし、その後第一志望のこのファームにアプライしましょう」といった応募戦略立案を手伝ってくれます。
  2. 筆記試験対策
    筆記試験については別項でご説明するように、参考書籍を通じて自ら勉強することが基本的な対策となりますが、ファームにより出題傾向が異なります。また、最も重要なこととして、過去問がそのまま出題されることもあります。私の場合も、とあるファームの試験で10問出されたうち全てがエージェントで事前に見ていた過去問通りだったことがあり、あり得ないスピードで全問正解の解答を提出し、その後の面接もスムーズだったことがあります。
  3. 面接対策
    こちらも筆記同様別項でご説明の通り、参考書籍などを活用しながら訓練を積むことが必要ですが、求められる受け答えがきちんとできているかは自分ではなかなかわからないものです。専門エージェントでは、コンサル出身者が直に本番同様の模擬面接を行い、評価のフィードバックを与えてくれるので、非常に勉強になります。遠隔地にお住まいの方であっても、メールで対応してくれます。
  4. 評価
    あえて言えば、エージェント経由の応募者を入社させる場合には、一定のマージンをファームがエージェントに支払う必要があるため(即ち数百万円単位の規模)、エージェント経由でない応募者に比してその点では不利である可能性は無くはないです。また、上述の通りエージェントでケースの練習をしていることはファームも承知ですので、多少の「ケース慣れ」はしているだろう、という前提でケースの評価を行うことは事実です。しかしながら、エージェントを活用していない応募者・(ましてや)通過者は現実的にほぼ皆無であるため、この点は無視できる程度のデメリットです。例外的にファーム在籍者の紹介で入社する人もいますが、この場合も紹介者に結構な金額の紹介料が支払われるファームが多いので、結局のところあまり変わりません。
  5. 条件交渉
    めでたくオファーをゲットしたのちは、入社時のポジション・初年度の年俸・サインナップボーナスといった諸条件の交渉に入りますが、エージェント経由の場合、交渉は基本的にエージェントが担当します。実際のところ、ここでの交渉で年俸が跳ね上がったりポジションが繰り上がることは殆どありませんし、ファーム側が「叩いた」条件を提示してくることも無いと思われますが、評価の理由と一般的な相場感を共にエージェントが提供してくれることには安心感が持てると思います。また、エージェントは応募者とは独立した立場としてある種「悪者役」をファームに対して演じてくれますので、多少強気の交渉をしたとしても応募者の心象を傷つけることはありませんが(これこそが世の中に交渉人が存在する最大の理由です)、自力で交渉するとなれば、どこまで要求するのが一般的なのかも分からず行うこととなりますので、現実的には難しいと思われます。

専門エージェントを複数活用するメリットはありませんので、どこか一社を選べばよいでしょう。私がお世話になったのはムービンです。全く不満に感じるところはありませんでしたので、ムービンを選んで公開することはないかと思います。

コンサルに転職する、それ以外の可能性は一切検討する必要がない、と決意している人であれば、専門エージェントだけを検討すれば十分かもしれません。しかし、多くの人はそこまで明確に自分の志望を詰め切れていないのが現実ではないでしょうか?私が面接官をしていた時も、「あなたがやりたいと仰ってるそれは、コンサルではなく事業会社でもできるのでは?」という質問に答えられない応募者や、「(この人は自分のキャリアについてすら考えを詰めきれていない。自分の人生なのに)」と感じざるを得ない応募者はかなりの数いました。ケース面接云々以前に、そういう応募者は落とさざるを得ないのです。

キャリアの棚卸しをしつつ自分の可能性を幅広く知るという意味では、コンサル専門エージェント以外にも会うべきだと思います。私が最初にコンサルに転職する時はリクルートエージェントを活用しましたが、次の時はビズリーチを使いました。最初の転職の時はビズリーチが有名でなかったので知らなかったんですよね・・・。今であればビズリーチが絶対的におすすめです。氏名非公開で履歴書・職務経歴書を掲載しておけば、大量のヘッドハンターから直に案件の持ち込みが来ますので、現時点で自分が持つ可能性の幅については十分に吟味できます。2〜3人と会って話せばより考えも深まりますし、その後のキャリアで付き合える出会いも生まれるでしょう。

なおビズリーチは本来有料のサービスなのですが、まずは無料登録で十分です。氏名を伏せて書類を登録すれば、写真付きのヘッドハンターから声がけが来ますので、その顔ぶれを見ながら有料登録を検討すれば大丈夫です。なお有料登録する場合も、最大6ヶ月登録までのコースがありますが、1ヶ月登録で十分です。

参考記事:ビズリーチで多様なヘッドハンターと出会う

とにかく自分の人生のことですから、焦って決めるのではなく、色々な人と会い、熟考してから決断すべきかと思います。コンサルの激務の中で、「こんなはずじゃなかった」「辞めたい」と思うことがきっとあるはずです。それを乗り越えられるかどうかは、転職のタイミングでどれだけ多くの人と会い、どれだけ考え抜いたかという確信にかかっています。


公開日:
最終更新日:2014/01/20

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