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【フェルミ応用】いま空中に浮かんでいるゴルフボールの数は?(回答例)

公開日: : 最終更新日:2014/01/20 フェルミ推定系ケース


【フェルミ応用】いま空中に浮かんでいるゴルフボールの数は?(考え方)の続きです。

まず、「空中に浮かんでいるゴルフボール」とはどういうものか?どういう状況にあるボールのことか?ということを考える必要がありますね。非常に簡単です。打たれてから地面に着地するまでの状態にあるボールです。慣れてないとこんな簡単なことでも思考停止してしまうことがあるのですが、とにかく「この問題に答えを出すには、何を考えればいいのか?」を落ち着いて考え進めていくことが重要です。

さて結論から言えば、「空中に浮かんでいるゴルフボールとは、打たれてから地面に着地するまでに状態にあるボールのことです」と言い切ってその先の思考に進んでしまっても構わないのですが、面接官の趣味によっては答えを早めに絞り込んで行き過ぎると「ちゃんと考えていないのでは?」と疑われることもあるので注意です(ケース面接で一番怖いのは、面接官によってこういった些細な問題の受け取り方が違うところです)。ケース面接の基本は、「広げまくってから絞りまくる、を繰り返す」ことである、という基本に立ち返れば、ここでは、「まず、『空中に浮かんでいるボール』とはどのようなものか、についてですが。これは、殆どの割合を占めているのは、『打たれてから地面に着地するまでの状態にあるボール』と言えるかと思います。1バウンド後に数回跳ねている間も空中に浮いていますし、カラスがくわえて飛んでいたりといったこともあろうかと思いますが、あくまで大半は『ショット後に1バウンドするまでの状態にあるボール』であると考えられますので、まずはこの場合について考えたいと思います」と、サラリと言っておくのが私は無難だと思います。これも趣味があって難しいのですが、こんなくだらないところで時間をとってくどくど話しすぎると、それはそれで「論点が見えていないのでは?」と思われる可能性もあります(ほんと、ややこしい連中ですね)。

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さてここまで来たら、コンビニ弁当の市場規模の時と同様、答えに至るフレームワークを構築しましょう。これができれば一気に50点です。

【本問の大枠でのフレームワーク】
①いまゴルフをやっている人の数×②その人達がショットを打ったばかりでまだ地面に着地していない確率

です。それぞれについて分解して考えていきます。

①:いまゴルフをやっている人の数
対象を世界に広げてしまうと、いま時点(平日の10時10分)に日が出ている全地域が対象になり無用に難しいので、面接官が特に何も言わなくても日本に限定してしまいましょう。「まずは日本について考えさせて下さい(笑)」と言えば、筋の悪い面接官でなければ大丈夫です。
さて①だけでもケースとして成り立ち得るほどですので、余程長い時間が与えられていなければ、なるべくシンプルにいきましょう。

  • ゴルフをやる人は、20歳〜70歳ぐらいの男性の50%と、女性はその人数の5分の1ぐらい?(感覚値)
  • 1億2,000万の人口が各年代に均等に分布しているとすると、男性3,750万人・女性750万人の計4,500万人ぐらい?
  • 平日にゴルフに行けるということは、自営業・休暇中の人・平日休みの人。4分の1ぐらい?(感覚値。時間があればもっと精緻に考えてよい)。すると、そもそも今ゴルフをし得るのは1,100万人ぐらい
  • 年間にゴルフに行く平均回数は、3回ぐらい?(これも、ヘビーな人とライトな人に分けてもっと精緻に考えていいんですよ。時間があれば)
  • だとすると、対象の1,100万人がいまゴルフに行っている確率は、3日÷365日で0.8%ぐらい
  • 1,100万人×0.8%で、88,000人がいまゴルフに行っている
  • みたいなのがアプローチとして考えられるでしょうか。

    ②:パーティの誰かがショットを打ったばかりの確率
    さて、①で求めた88,000人のうち、10:10時点であればまあ殆どがスタートしていて、あがっている人もいないでしょうから、全員がコース内にいると考えてみましょう。

  • 経験的に、休憩除けば正味120打で18ホール5時間ぐらいで回っているかな?
  • ということは、1ホール6.7打で約15分で回っている
  • なるほど、1打が終わって次の1打に行くまでに2.2分か。平均2.5パットぐらいすると思われ、パターの方が1打と1打の間の感覚は短いから、本当は分解したいが、ここでは一律で2.2分と考えることにしよう。コース間の移動もあるけど、簡略化させて下さい!!
  • 2.2分=132秒は、それぞれどのアクションに何秒使っているか?アドレス〜スイングで10秒、インパクト〜1バウンド目までで6秒、移動で80秒、残り36秒が他の人の待ち、ぐらいかな??
  • ということは、「インパクト〜1バウンド目まで」の時間は、6秒÷132秒で総プレー時間の4.5%程度となる(う・・・コース間の移動を無視したり、ドライバーショット中心のイメージで「6秒」という数字を出してしまったので、ちょっと大きい感じがします。こういう場合は、口に出しながらその懸念を述べてもらえば、私が面接官ならOKです。)
  • ここまで来たら、①で求めた88,000人×②で求めた4.5%で、約4,000個のゴルフボールが空中に浮いていると導き出す。
    後は、面接官からの質問に答える形で、ところどころ粗く行った計算を精緻化していけばよいです。

    もう本当、フェルミ推定系はハッキリ言って、いろんな問題でたくさん練習すれば誰でもできます。
    フェルミじゃない問題こそ本当に難しい(別途記事書きます)のですが、それだけにフェルミができないと足切り決定です。いくつも問題をこなせば必ずコツが掴めますので、確実にできるようにしておきましょう。

    良質な練習問題を数多くこなし、しっかりと回答例を確認できるという意味では上記の本はオススメです。(「現役東大生が書いた」とか、「知るかよ」って感じではありますが笑)

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